男「僕の生徒は亜人だらけ」ミレイア「ろっ、六回目だからって嬉しくないんだからっ」
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423:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2020/08/04(火) 20:06:40.28 ID:oU+ig+it0
食事を戴く。

文句を言うわけではないが、本当に質素な食事だった。豪勢でないということではない。味付け自体が薄く淡泊なのだ。

「最近は戦争で調味料もあまり手に入りませんで、これでも村では一番料理上手と言われてるんですよ」

「商人でも、難しいんですね」

彼女は商人だった。夫はすでに亡くなっているらしく、一人でこの村に物資を運んでいる。

「商人だから、貴重なもんには手を付けませんよ」

確かにそうだ。貴重ということはそれだけ高値で売れるということなのだから。

亜人と人間の敵対。そして戦争で物資が不足。そんなこと経験したこともなかった。

…ほんとうに僕は過去に来てしまったのだろうか。


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