1:書き溜め投下します
2020/01/12(日) 19:13:40.65 ID:zPoxPRfb0
ー大洗女子学園演習場ー
ドォォォン… ヒュパッ!
『――アンツィオ高校CV33、全車走行不能! 大洗女子の勝利!』
ペパロニ「んあー負けちったかぁ! すいませんドゥーチェ〜」
アンチョビ「も〜、ちゃんと色鉛筆作戦の説明しただろ〜?」
ペパロニ「や〜作戦は聞いてたんすけど戦車乗ったら内容忘れちゃって!」
アンチョビ「ぐぬぅ……お前いつもそう言ってないかぁ?」
カルパッチョ「まぁまぁ、今日は親善試合ですから」
みほ「お疲れ様でした、アンツィオ高校の皆さん」
優花里「相変わらず勢いのある素晴らしい戦いでしたね!」
麻子「まぁいつものアンツィオだったな」
ペパロニ「そうっすか? いやーそこまで褒められると嬉しいっすね!」
アンチョビ「負けたのに喜ぶなーっ!」
沙織「まーまー楽しい試合ができたのは事実だし!」
アンチョビ「そ、そうか? なははは! では負け試合……じゃなかった、良い試合のあとは宴だー!」
華「やりましたぁ♪」
沙織「華、試合の時より楽しそうだね」
華「アンツィオの方々が作るお料理はどれも美味しいですから。わたくしもう試合の前からお腹が鳴ってて……」グギュルルルル
ペパロニ「いいっすねぇ〜姐さん! 窯一杯にパスタ作るから遠慮しないでくださいっすね!」
華「はい、全部いただきます♪」
ペパロニ「……やっぱりちょっとだけ遠慮してほしいかもっす」
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2:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:15:55.04 ID:zPoxPRfb0
‐アンツィオ の屋台、物陰‐
ワイワイ ガヤガヤ
カルパッチョ「……」コソコソ
3:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:18:54.78 ID:zPoxPRfb0
アンチョビ「さー諸君! 存分にアンツィオの料理を楽しんでくれたまえ!」
イッタダキマース!
左衛門佐「この美味さ……さながら四条畷の戦いか」
4:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:22:00.47 ID:zPoxPRfb0
‐あんこうチームの宴会席‐
みほ「ふわ〜、美味しい〜」モグモグ
優花里「いつもながら量も味も申し分ないですねぇ」
5:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:26:29.22 ID:zPoxPRfb0
華「――うん、美味しいです♪ なんというか、独特の甘みがあるというか……」
麻子「甘いのか? 私にも一口くれ」
華「ええ、どう……ぞ……」ジッ…
6:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:29:12.00 ID:zPoxPRfb0
華「……」
麻子「? 五十鈴さん? 大丈夫か?」
華「へ? あ、は、はい……」メソラシ
7:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:32:38.33 ID:zPoxPRfb0
ー放課後 帰路ー
みほ「今日もにぎやかだったね、アンツィオの人たち」
優花里「とても楽しかったです!」
8:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:35:56.26 ID:zPoxPRfb0
沙織「あれ? 華の家って反対側じゃなかった?」
華「え、ええその……少し夜風に当たってお腹を熟そうと思いまして」
麻子「まだ食べる気か?」
9:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:38:30.54 ID:zPoxPRfb0
ー麻子の部屋ー
ピピピピ…ピピピピ…
麻子「熱はどうだ?」
10:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:41:24.25 ID:zPoxPRfb0
華「ま、麻子さん?」
麻子「なんだ」
華「……あ、あの。今宵は良い天気だと思いませんか?」
11:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:44:05.50 ID:zPoxPRfb0
華「すみません、女性の友人相手に、自分でもおかしいことだと思うのですけれど。こんなに……こんなに熱い気持ちになったのは本当に生まれて初めてで」
麻子「……おい、五十鈴さん」
華「昨日までなんともなかったのに、さきほど麻子さんの顔を間近で見てから、急に麻子さんのことしか考えられなくなってしまって――」
12:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:47:11.11 ID:zPoxPRfb0
――翌日
ー大洗女子学園格納庫ー
桃「それでは本日の練習を始めるぞ! 各員戦車に搭乗!」
13:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:50:24.36 ID:zPoxPRfb0
オツカレサマデシター
杏「西住ちゃ〜ん」
みほ「!」
14:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:53:18.47 ID:zPoxPRfb0
−アンツィオ高校−
ペパロニ「――昨日試作した料理っすか?」
麻子『疑うような真似をしてすまない。私たちは何ともないから、単なる可能性の調査だと思って教えてほしい』
15:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:56:44.93 ID:zPoxPRfb0
麻子「……切れた」ツーツー
優花里「な、なんか途中で冷泉殿が怖い顔になりましたけど……何かあったんですか?」
麻子「いや……後でカルパッチョさんから連絡させるそうだ」
16:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:00:17.58 ID:zPoxPRfb0
-帰路-
♪〜♪〜
沙織「あ――カルパッチョさんからだ!」
17:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:02:19.17 ID:zPoxPRfb0
−麻子の部屋−
麻子「…………」
ピンポーン ガチャ
18:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:06:54.88 ID:zPoxPRfb0
麻子「つまり、五十鈴さんは今おかしな薬のせいでおかしくなっているだけだ。昨日みたいな……体に熱がこもってしまうのも、薬の作用による錯覚だったんだ」
華「……それは、どれくらい効果が続くものなのですか?」
19:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:09:46.88 ID:zPoxPRfb0
ジャゴォ〜 パタン
華「申し訳ありません、わたくしの……こんな事故に巻き込んでしまって」
麻子「あ、いや。気にするな。事故って言っても、命にかかわることじゃないんだから……」
20:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:18:37.47 ID:zPoxPRfb0
華「……そろそろ、お暇致しますね」
麻子「あ……気を付けてな。一人で帰れるか?」
華「ふふ、麻子さん昨日も同じこと言ってましたよ?」
21:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:21:43.66 ID:zPoxPRfb0
−夜 沙織の部屋−
沙織「――麻子と華?」
みほ『うん。なにかこう……ちょっといつもと違う気がするっていうか……』
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