麻子「……華、さん」 華「はい?
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17:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:02:19.17 ID:zPoxPRfb0
−麻子の部屋−

麻子「…………」

ピンポーン ガチャ

華「……えっと……」メソラシ

麻子「……今から電話しようと思ってたんだが。まさかわざわざ来てくれるとはな」

華「……ダメ、でしたか?」チラ

麻子「い、いやダメとは……まぁ、上がってくれ」

華「失礼致します……」

麻子「今お茶を」

華「麻子さん」ギュッ

麻子「……なんだ」

華「アンツィオの方から何をお聞きしたんですか? 食当たりなんかじゃないのは自分で分かってます」

麻子「…………くだらん話だ」

華「え?」

麻子「ペパロニさんが出してくれたあの試作品のパスタ……新しいソースを使ったと言っていただろう」

華「そういえば……そんなことを仰っていたような」

麻子「詳細は省くが……そのソースというのがだな」

華「はい」ギュウ

麻子「……五十鈴さん、腕を離してくれないか」

華「あっ……す、すみません」パッ

麻子「ん……まぁ胡散臭いし本物かどうか知らんが。惚れ薬だったらしい」

華「……はい?」

麻子「どこかの露店で買ったものを食材と勘違いして使ってしまったそうだ。それが運悪く五十鈴さんの口に入った」

華「……えっと、その、惚れ薬? の効果というのは?」

麻子「単純なものだ。口にして、最初に目に入った人に夢中になってしまう。それも性別も関係なく……と、銘打っていたらしい」

華「それで、わたくしは……」

麻子「食べた直後に見たのがたまたま私だった。で、そのあと五十鈴さんは……ああなった。信じがたいが、事実そういう効果があったわけだな」

華「……そう、だったのですか……」


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