麻子「……華、さん」 華「はい?
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20:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:18:37.47 ID:zPoxPRfb0
華「……そろそろ、お暇致しますね」

麻子「あ……気を付けてな。一人で帰れるか?」

華「ふふ、麻子さん昨日も同じこと言ってましたよ?」

麻子「……車に気を付けるんだぞ。信号よく見て、ボーっとしないように」

華「分かってます。では……」ペコ

麻子「ん」

ガチャ…

麻子「ふぅ……」ドキドキ

麻子「(いやなんで私が緊張してるんだ。……まぁ仕方ないか。こんなことで五十鈴さんに変に思われても嫌だし……)」

麻子「(……なんで? 西住さんや秋山さんと違って一応中学から面識はあるし、何をいまさら……)」

麻子「(……あぁそうか。怖いんだな。こういうデリケートな問題は苦手だから、それで友達を失うのが)」

麻子「(五十鈴さんも……きっと不安なんだろう。なら私はいつも一緒にいるように、普段通りしているべきだ)」


――二日後


−大洗女子学園格納庫−

沙織「おっつかれ〜! ねー今日ちょっと寄り道してかない? 新しいデートスポット見つけちゃってさ〜」

華「デートスポットに友達と行くんですか……?」

沙織「リサーチよリサーチ! 近くにおしゃれなブティックもあるらしいからそこでさらに女子力磨けるかも〜♪」

優花里「女子力って女子校でもそんなに大事なんですかねぇ?」

みほ「さぁ……?」

華「……まぁ、たまにはそういうのもいいかもしれませんけれど」

沙織「あれ、華もやっとそういうの意識するようになってきた〜?」

麻子「私はパス。今日はちょっと読みたい本がある」

華「ぇ……」

みほ「!」

沙織「も〜たまには麻子も来ればいいのに! 付き合い悪いとモテないよ?」

麻子「モテなくていい。またな」スタスタ

優花里「ブレませんねぇ冷泉殿」

沙織「ホント、少しは恋愛に興味もてばいいのに」

華「……」

みほ「華さん? どうかしたの?」

華「いえ。ちょっとお腹が空いてしまって」

優花里「私もお腹すきましたぁ。先に軽く何か食べていきませんか?」

華「そうしましょう!」

みほ「(……う〜ん)」


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