麻子「……華、さん」 華「はい?
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2:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:15:55.04 ID:zPoxPRfb0
‐アンツィオ の屋台、物陰‐

ワイワイ ガヤガヤ

カルパッチョ「……」コソコソ

カルパッチョ「(ふふふ……いよいよこの時が来たわ!)」スッ

カルパッチョ「(スペインっぽい階段の横の路地裏で売っていた……このソースを使うときが!)」

カルパッチョ「(聞けばこのソースを口にした直後に見た相手を、誰であろうと好きで好きでたまらなくなってしまうといういわゆる『惚れ薬』……宴会の最中にこれをたかちゃんの料理に入れれば……)」

カルパッチョ「(『ひなちゃん、キミがそんなに素敵な女性だと気づかなかった。結婚しよう!』……なんてことに!)」ムフフフ

カルパッチョ「……あんまりこういうことしちゃいけないのはわかってるけど……こうでもしないとたかちゃん、私の気持ちに気付いてくれないし……」

アンツィオ生徒「――パッチョ姐さーん、何やってんすかそんなとこで?」

カルパッチョ「わひぃ!? な、なんでもないのよなんでも!」ササッ

アンツィオ生徒「あ、もしかしてつまみ食いっすか!? 宴前なのに姐さんも食い意地張ってんなぁ〜!」

カルパッチョ「あはは、そ、そうなのお腹すいちゃってつい〜。さ、私たちも宴の準備しに行きましょう!(ひとまずここに隠しておきましょう)」コトッ

アンツィオ生徒「えっ、でも私ペパロニ姐さんに……あれ、何言われたんだっけ? んーまぁいいや!」

スタスタ…



…スタスタ

ペパロニ「――おーい、トマトソースまだ見つかんないのか〜? ……って誰もいねーじゃん。ったくもー、さてはつまみ食いしに行きやがったなぁ?」

ペパロニ「えーとソースソース……ん? 何だこのタバスコみてーなの?」ヒョイ

ペパロニ「真っ赤なソースみたいだな……クンクン。なんかいい匂いっすねぇ。もしかして新しく仕入れた調味料かな? ちょうどいいや使ってみっか!」


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