麻子「……華、さん」 華「はい?
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14:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 19:53:18.47 ID:zPoxPRfb0
−アンツィオ高校−

ペパロニ「――昨日試作した料理っすか?」

麻子『疑うような真似をしてすまない。私たちは何ともないから、単なる可能性の調査だと思って教えてほしい』

ペパロニ「なんだかよくわかんないっすけど、材料を教えればいいんすよね?」

麻子『ああ、できれば同じ鍋で使った食品も全部教えてほしい』


・・・ペパロニ説明中・・・


ペパロニ「……ってとこっすね」

麻子『……あの時、何か新しいソースを使ったとか言ってなかったか?』

ペパロニ「あっ、そういえば! あれカルパッチョが仕入れてきたヤツらしかったんすよ」

麻子『何のソースだったんだ?』

ペパロニ「カルパッチョが言うには露店で売ってた特別なソースだったとか……瓶が割れちゃったんでもう残ってないっすねぇ。なんだったんだろアレ」

麻子『……それ、ちゃんと安全に食べられるものだって確認したのか?』

ペパロニ「いや、匂いが良かったんで、そのまま使ったんすけど」

麻子『……』

ペパロニ「? もしもし?」

麻子『……ペパロニさん、だったな。一つ言わせてくれ』

ペパロニ「?」

麻子『成分もわからない、得体のしれないモノを料理に使うな。ましてや、それを他人に、私の仲間に毒見させるな』

ペパロニ「っ…………」

麻子『料理人なら「食べさせる」ということがどれほど慎重さを必要とするかよくわかってるはずだ。二度とそんなわけのわからないものを料理に使おうとしないでくれ』

ペパロニ「…………はい。本当に申し訳ないっす。安全なものって確認ができるまで、絶対料理には入れないっす」

麻子『頼むぞ……そのカルパッチョさんと話はできるか?』

ペパロニ「それがさっき先に帰ったばっかで……うし、ちょっと追いかけてくるっす! すぐに連絡させますから待っててくださいっす!」プツッ


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