7: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 17:26:57.57 ID:86FQdztyO
「ふふ、兄さん。そんなに慌ててどうしたんですか?」
「…………え……」
8: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 17:27:33.96 ID:86FQdztyO
9: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 17:29:17.69 ID:86FQdztyO
『永遠に出られなくなってしまったらしい……』
……なんだ、これ。
10: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 17:30:36.97 ID:86FQdztyO
「今日の朝ご飯はね、甜花ちゃんが作ったんだよ!」
「にへへ……甜花、頑張った……」
11: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 17:31:06.68 ID:86FQdztyO
「お兄ちゃん……甜花とゲーム、しよ?」
食器を片付け終えて、リビングのソファで小休止。
12: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 17:32:26.45 ID:86FQdztyO
『この幸せがいつまでも続いてくれたら』
ぞくっとした。
訳の分からない目眩がした。
13: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:19:16.58 ID:86FQdztyO
「ふふ、兄さんったら……そんなに焦って、何処に行ってたんですか?」
「……掃除機、取りにな。千雪が持って来てくれてたか」
14: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:19:48.69 ID:86FQdztyO
メモの回収は一旦諦めよう。
彼女が部屋に居る状況でそれを行うのは余りにもリスクが高い。
今は掃除に専念して、千雪が外へと出て行ったタイミングで回収するべきだ。
そうと決まれば、ゴミ袋を早くいっぱいにしよう。
15: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:20:25.18 ID:86FQdztyO
ベッドにコロコロを掛けたり。
適当な服を捨てたり。
旅行のパンフレットを捨てたり。
てきぱきと、掃除を進めて行く。
16: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:21:04.93 ID:86FQdztyO
「…………そう、だな……」
捨てるしか、無かった。
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