文化祭の実行委員長「別に、女子部員に告げ口なんてしないわよ」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:35:16.57 ID:JSw9Bq48O
オリジナルの短編を3作品投稿します。

それでは以下、1作品目です。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:37:16.30 ID:JSw9Bq48O
「吹奏楽部の演奏も時間通り終了ね」

人は誰しも仮面、つまりMASKを被っている。

文化祭の実行委員となり、そして委員長に名乗りを挙げたのは、ひとえに内申点を稼ぐ為。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:38:52.92 ID:JSw9Bq48O
「犯人は……吹奏楽部の男子のようね」

メンバーは6人。
どうやら彼らは吹奏楽部の演奏の後、マスクや黒のハットを被り、居座っていたらしい。
しかし、問題はこのスポットライト。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:41:24.86 ID:JSw9Bq48O
「それにしても、JAZZとはね……」

曲調は紛れもなくJAZZ。
スイングするサックスとは裏腹に。
直立したトランペッターが渋い。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:43:25.83 ID:JSw9Bq48O
ゲリラライブ開始からものの数分。
盛り上がりは最高潮。間違いなく本日1番だ。
悔しいが、MVPは彼らのものだろう。

なにせこの曲は見せ場が多い。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:44:48.77 ID:JSw9Bq48O
「それで?」
「すみませんでした!」

程なくして演奏が終わり、ゲリラを捕縛した。
無論、手を貸した実行委員も並べてある。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:46:13.13 ID:JSw9Bq48O
2作品目は本編の後日談となります。

それでは以下、2作品目です。


8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:47:46.64 ID:JSw9Bq48O
「やっぱり軽音部が関わっていたのね」
「いや〜ほんとごめんね」

波乱に満ちた文化祭が終わり。
なんとか事後処理を終えた元実行委員長である私は、騒動の際に疑問に感じた点を探った。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:49:24.21 ID:JSw9Bq48O
「それで、あれから彼らは毎日ここに?」
「うん。毎日昼休みにセッションしに来るよ」

私はもう実行委員長の任を終えた。
だから文化祭が終わった後のいざこざなど知ったことではないけれど、やはり気になる。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:51:10.75 ID:JSw9Bq48O
「そんな心配しなくても大丈夫だと思うよ?」

頭痛を堪えていると、友人は気楽にそう言う。

「どうしてそう思うの?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:52:41.48 ID:JSw9Bq48O
「あ、居た」

ついつい聞き惚れていたら、友人を見失った。
慌てて探しに廊下へ出ると、すぐに見つけた。
見るからにゴツい業務用と思しきヘッドホンを付けて、何やら音楽プレーヤーを弄っている。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:53:45.56 ID:JSw9Bq48O
「なるほどね」
「安心した?」

どうだろう。思わず首を傾げてしまう。
ひとまず問題は解決に向かっている。
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:56:37.79 ID:JSw9Bq48O
3作品目は本編とは一切関係ありません。
お好きな方だけで、お楽しみください。

それでは以下、3作品目です。


14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 21:58:28.18 ID:JSw9Bq48O
夕暮れの空を綺麗だと思うのは別に俺の心が純粋だからとか感受性が豊かだからとかそんな理由ではなく、むしろ薄汚れているからこそ綺麗なものを知覚して美しいと思えるのだろう。

もちろんそれは俺の一個人としての見解であり、世の中には本当に心の綺麗な人間が存在していて、茜色の空に対して純粋に感動している者も居るのかも知れないが、俺はそうではなかった。

生きていれば、色々なことがある。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 22:01:11.28 ID:JSw9Bq48O
ある日、俺は見た。片思い相手の逢瀬を。
学校帰りの道すがら、バスの停留所にて。
その日は雨がパラついており、俺は傘をさしつつ水溜りを回避しながらとぼとぼ歩いていた。

「だ、だめですよ……こんなところで」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 22:03:19.09 ID:JSw9Bq48O
「じゃあ、まずは私が脱ぐから」
「そ、そんな、困ります先輩!」
「君の困った顔が見たいんだよ」

(なんだこれ……なんなんだこれは!?)
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 22:05:35.25 ID:JSw9Bq48O
「ごめん」
「素直に謝るならやめてくださいよ」
「押せばいけるかと思って」
「やめてください」
「……はい」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 22:07:41.99 ID:JSw9Bq48O
「はあ……今日も気持ち良かった」

(な、なんて馬鹿馬鹿しい関係性なんだ……)

どうやらこれはプレイの一環らしい。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 22:09:42.14 ID:JSw9Bq48O
「ねえ、あんたさ」

翌日、登校すると昨日の変態が寄ってきた。

「昨日、見てたでしょ?」
以下略 AAS



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