文化祭の実行委員長「別に、女子部員に告げ口なんてしないわよ」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/23(土) 22:03:19.09 ID:JSw9Bq48O
「じゃあ、まずは私が脱ぐから」
「そ、そんな、困ります先輩!」
「君の困った顔が見たいんだよ」

(なんだこれ……なんなんだこれは!?)

こんな台詞をあの子が口走るなんて。
いや、想像はつくけど認めたくない。
こんなのおかしい。絶対間違ってる。

「じゃあ、服の上から触って?」
「え、遠慮しときます……」
「そういう謙虚なところ、好きだよ」

(あんたも少しは慎ましさを覚えろよ!?)

そう怒鳴りたいけれど、出来ない。
何せ俺は彼女と口を利いたことがない。
ただいつもつまらなそうに窓の外を眺める彼女の冷めた視線に、一方的に憧れていただけだ。
要するに接点も関わりも何ひとつとしてない俺には、この間違いを正す資格はなかった。

「じゃあ、君のを触るね?」
「だ、だめですよぉ……」
「どうして?」
「だってボクたち……その、付き合ってるわけでもないのに、こんなこといけません!」

(えっ……ん?あ? えっ……お?)

なんだなんだこの展開。頭おかしくなりそう。


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