魔王「魔物使い、貴様はどのような世界を望む?」魔物使い「ほえ?」
↓
1-
覧
板
20
6
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:13:01.17 ID:Yz/20wypO
「魔王様、ご報告します!」
「なんだ?」
「森の中で怪しい人間を見つけました!」
長い時が流れ、魔王は己の軍勢を作りあげた。
以下略
AAS
7
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:15:31.85 ID:Yz/20wypO
「貴様は我を恐れんのか?」
「恐ろしくて、小便を漏らしました」
「汚らしい人間め。汚した床を掃除しろ!」
「へぶっ!?」
以下略
AAS
8
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:18:14.89 ID:Yz/20wypO
「こほんっ……とりあえず、魔物使いよ」
「なんですか?」
「ひとまず服を着替えよ」
「はい! ですが、うーん……困りました」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:19:29.89 ID:Yz/20wypO
「み、見えてなどおらん!」
「では、どうやって明かりも持たずにこの闇の中を真っ直ぐに歩いて来られたのですか?」
「……か、勘だ!」
「ほほう。なるほど、魔王様は勘が鋭いと」
「と、当然だ! 我は魔王なのだからな!」
以下略
AAS
10
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:22:04.88 ID:Yz/20wypO
「これでよいか?」
「ご配慮感謝します、魔王様」
「何度も言うが、我は貴様の裸体になど全く興味はないからな。肝に銘じておけよ」
「ボロン!」
「ッ……!?」
以下略
AAS
11
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:26:02.24 ID:Yz/20wypO
「次は食事だ」
ようやく着替え終えた魔物使いに魔王は食事の膳を差し出した。彼はワクワクして尋ねた。
「良い匂いですねぇ。これは何ですか?」
以下略
AAS
12
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:28:45.09 ID:Yz/20wypO
「魔物使い、貴様はどのような世界を望む?」
「ほえ?」
あくる日も、あくる日も、魔王は牢へ赴いた。
取り留めもない会話をして彼と共に過ごした。
以下略
AAS
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:30:46.19 ID:Yz/20wypO
「貴様はゴミではない」
魔王は居ても立っても居られずに抱きしめた。
「貴様は我の所有物だ」
以下略
AAS
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:32:52.58 ID:Yz/20wypO
「……魔王様」
「なんだ?」
「今のって、もしかして……?」
しばらく呆然としていた魔物使いが、確かめるように魔王の宣言の意味を尋ねた。
以下略
AAS
15
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:36:02.76 ID:Yz/20wypO
「魔王様、ご報告します!」
「なんだ?」
「魔物使いを処分いたしました!」
終わりの時は、突然訪れた。
以下略
AAS
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:39:02.92 ID:Yz/20wypO
「ふむ……貴様が魔王か」
「だったら、どうした」
城内の配下の魔物を全て平らげて、魔王は森の中をしらみつぶしに徘徊していた。
生息する魔物を見つけては食い、見つけては食い、そして一頭のドラゴンと出会った。
以下略
AAS
17Res/24.57 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
魔王「魔物使い、貴様はどのような世界を望む?」魔物使い「ほえ?」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1563458581/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice