魔王「魔物使い、貴様はどのような世界を望む?」魔物使い「ほえ?」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/18(木) 23:30:46.19 ID:Yz/20wypO
「貴様はゴミではない」
魔王は居ても立っても居られずに抱きしめた。
「貴様は我の所有物だ」
どうにかして、価値を与えてやりたかった。
「貴様は我のものだ。決してゴミではない」
しかし、魔物使いは静かに首を振り否定した。
「いいえ。僕は魔王にとって不要な存在です」
「そんなことはない! 我は貴様を……!」
「だって、僕は、人間ですから」
たとえ、どれだけ魔物を愛そうとも。
吐き気を堪えて人間の肉を食らおうとも。
魔物使いはどうしようもなく、人間だった。
「僕は必ず、魔王様の邪魔をしてしまう」
「何を言う! そんなことはありえない!」
「それが必然です。そうなる前にどうか」
「……黙れ」
「早く僕を、処分して………」
「黙らないのならば、我が黙らせてやる」
口を閉じない人間の口を、魔王は塞いだ。
口付けという形で、黙らせた。
瞠目する魔物使いの口腔内を舐り回して。
口を離した魔王は赤い眼を光らせて宣言した。
「人間共を根絶やしにした暁には貴様を夫とし、子を産み、家庭を築き、末永く共に過ごそう」
「魔王様……」
「それが我が望む、幸せな未来だ」
故に、魔王は突き進む。
人間共をことごとく喰らい尽くし。
己の望む、幸せな未来を手にする為に。
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