【たぬき】高垣楓「迷子のクロと歌わないカナリヤのビート」
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207: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:19:03.69 ID:rmOYl90d0

   〇


「はぁ〜ダレた……地獄のスケジュールだぜマジで……」
以下略 AAS



208: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:20:22.35 ID:rmOYl90d0

 彼らの仕事ぶりは素直に尊敬している。
 入社当初から知っていたから、一部署を任されるまでになった躍進は本当に嬉しい……めちゃくちゃ忙しそうなのはともかくとして。
 あやかりたい気持ちはあるが、今の自分で満足している気持ちもまたある。

以下略 AAS



209: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:24:48.87 ID:rmOYl90d0


「『何かが足りない』……って時は、たぶん、自分が動かなくちゃいけない時なんじゃないかな」


以下略 AAS



210: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:25:25.18 ID:rmOYl90d0

 ヨネさんは言い終えた後、照れたように「なんてな」と付け加える。
 思いがけず真面目っぽい空気になり、沈黙が降りた。

 ふと、タクさんがポケットからスマホを取り出して、何かの再生ボタンを押す。
以下略 AAS



211: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:26:58.89 ID:rmOYl90d0

  ◆◆◆◆


 芸能事務所において、世間一般で言う「楽しいイベント」は「超忙しい時期」と同義だ。
以下略 AAS



212: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:28:22.05 ID:rmOYl90d0

  ◆◆◆◆


 その日は、朝からちらほらと雪が降っていた。
以下略 AAS



213: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:29:39.53 ID:rmOYl90d0

 と、見慣れた同僚が戦場帰りみたいな顔でやって来た。

「ウス」
「タクさん。どうも」
以下略 AAS



214: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:32:33.16 ID:rmOYl90d0

 火を付けていない煙草を一本咥え、唇でプラプラさせながら、タクさんは言葉を探す。

「アレだよ。猫拾うみてぇなモンだ」
「猫?」
以下略 AAS



215: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:33:50.90 ID:rmOYl90d0

 と。
 タクさんが急に正気に戻り、ババッと周囲を見渡す。
 休憩所に俺達以外いないことをしつこく確かめ、声をひそめて言う。

以下略 AAS



216: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:34:32.02 ID:rmOYl90d0


「あ、そうだ。いっこ大事なこと言い忘れてた」

 と、タクさんが唐突に切り出す。
以下略 AAS



217: ◆DAC.3Z2hLk[sage saga]
2019/08/22(木) 00:36:06.05 ID:rmOYl90d0

  ◆◆◆◆


「ごめんなさいね、忙しい時に呼んじゃって」
以下略 AAS



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