202: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:27:54.17 ID:xnInN/pyO
曜「それで、ルビィちゃんや月ちゃんら事件に関わった娘達はどうなるんですか?」
鞠莉ママ「脅されていたことや、その後の協力も踏まえ、『1人を除いて』全員不問となるはずデース。今、黒澤ファザーがポリスメンと交渉していマース」
ルビィ「ううっ、良かったぁー。お父さんが話してくれるなら大丈夫だよ」
203: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:28:43.88 ID:xnInN/pyO
月「そんな……みのりちゃんがスタンダ家の一員だなんて。嘘ですよね? 悪い冗談ですよね?」
鞠莉ママ「うーん、正確には彼女のグランドマザーが戦後ジャパンへ亡命したスタンダファミリーの幹部で、こっそり家族へ二重国籍を取得させていたみたいです」
千歌「最初からわかっていたんですか? 鞠莉ちゃんのお母さんは」
204: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:29:26.50 ID:xnInN/pyO
曜「うん、そうだね。お父さんはどうしたんですか?」
鞠莉ママ「気が弱くて力になれなかったみたいです。それに今は単身赴任中だとか」
205: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:30:03.61 ID:xnInN/pyO
鞠莉ママ「『忘却の書』を用いてイタリアンマフィアの権威を取り戻す。みのり嬢のグランドマザーはそのプランのために孫娘を利用したのです」
ブー、ブーと誰かのスマホから着信音が鳴った
鞠莉ママ「オゥ、ソーリー」
206: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:30:45.87 ID:xnInN/pyO
【曜side】
「忘却の書事件」から2週間が過ぎたある日の放課後
私はとある要件があって図書室へと向かった
207: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:31:21.24 ID:xnInN/pyO
善子「ずら丸とこれからについて色々話してたのよ」
曜「そっか。ルビィちゃんは東京のイベントへの参加申請の手続きがあって生徒会室」
昨年忌まわしき0票を取ったあのイベントである
208: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:32:03.28 ID:xnInN/pyO
花丸「決まっています」
彼女が鞄から直筆のサインと印鑑が捺された入部届を取り出し、それを両手で持って正面へ向けながら私へ頭を下げた
花丸「お願いします。マルをもう一度、スクールアイドル部へ入れてください」
209: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:32:38.34 ID:xnInN/pyO
ハグを終わらせた後、私達は長机に座り今後について話し合った
花丸「記憶を失う前のマルと皆さんの関係は、善子ちゃんからだいたい教えてもらったずら」
善子「ヨハネよっ! でないと色々困るからね」
210: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:33:20.48 ID:xnInN/pyO
曜「もしそれで寂しさを感じるようなら、いつでも辞めていいからね」
突き放すのではなく、花丸ちゃんのためを想って
花丸「はい。でも寂しさを覚えるのはマルだけじゃなくて、皆さんも同じなんだと思います」
211: ◆EU9aNh.N46
2019/04/05(金) 06:33:57.34 ID:xnInN/pyO
花丸「『解呪の書』を作り出すことが出来れば」
曜「『解呪の書』? つまり呪いを解くための書ってこと?」
善子「ええ、『その幻想をぶち[ピーーー]!』ってヤツね」
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