男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
1- 20
530:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:58:15.40 ID:7Hi8D/RJ0
先ほどの一撃で全てを断ち切るつもりでいた紺之介に冷や汗が走る。

紺之介(馬鹿な……児子炉はあの姿になっても尚まだ自分の意志で動いているというのか)

紺之介の戦慄を他所に源氏は続けざまに喋る。
以下略 AAS



531:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:59:14.31 ID:7Hi8D/RJ0
無論源氏の言っている意味が分からぬわけではないが彼にとって金時計とはいわば奥の手。
ここでその存在を明確にしてしまうというのはこちらの奇襲性を失いつつ児子炉の奇襲に備えなければならないということ。

つまりは劣勢必至である。

以下略 AAS



532:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:01:17.30 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「なァ」

追求する源氏の声に対し力強く柄を握りて無理矢理仕切り直しに持ち込もうとする紺之介。
だがそのとき意外にも外野から横槍が投げ入れられた。

以下略 AAS



533:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:02:23.88 ID:7Hi8D/RJ0
だがその声は決して戦っている二人に対して向けられたものではなかった。

愛栗子「のぅ炉よ! 今の話、聞こえておるか! わらわの力が今そこにある! わらわが憎いか? ならば戦じゃ! 決めようではないか! ぬしとわらわ……どちらが将軍様に遺されるべき魂か!」

乱怒攻流「愛栗子……あんた何言って……」
以下略 AAS



534:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:03:07.39 ID:7Hi8D/RJ0
しかし彼らの思惑とは裏腹に源氏はさぞかし嬉しそうな様子で決戦再開の幕を開けた。

源氏「ハッハー! コイツもノッてきたみてぇだし殺し合い再開といこうぜェ!!!」

紺之介「来いっ……!」
以下略 AAS



535:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:04:10.24 ID:7Hi8D/RJ0

だがそれすらも最早容易なことではない。心臓を加速させる金時計の反動、ここまでの激闘、そして何より相変わらずの源氏の重撃。どれも紺之介の体力を着実に削る要因である。
しかしそのことを顔には出さず隙も見せず冷静に、ただ冷静に彼、その一瞬の刻を待つ。

源氏「オラオラオラァッ!」
以下略 AAS



536:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:05:20.02 ID:7Hi8D/RJ0
金時計が幸いし辛うじて受け身を取る紺之介。だが愛刀を杖に立ち上がるその表情にはさすがに陰りが見えていた。
後方で見守る二人にも緊張の汗がつたう。

紺之介「あ゛ぐ……ハッ、ハァ、はァ……」

以下略 AAS



537:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:05:59.38 ID:7Hi8D/RJ0
最早そこに論理などない。

紺之介(こいつら……互いに好き勝手やってるな……)

隙は確かに存在していた。
以下略 AAS



538:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:07:09.74 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「はッ……バケモノめ」

彼の緊張と絶望は回り回って笑みへと変わる。
しかし剣豪紺之介、今回ばかりは背を向けることはありえぬとしてもう一度しっかりと姿勢を保ち剣を構える。
それは決して愛栗子という後ろ盾が備わっているからではない。
以下略 AAS



539:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:09:09.14 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「うおおおお!!!!」

だが紺之介危うしもまた事実。
狂人同士みたび衝突するも紺之介とうとう刀をも叩き落とされ腕そのものを源氏にがっしりと掴まれてしまう。

以下略 AAS



602Res/308.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice