男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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520:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:47:04.62 ID:7Hi8D/RJ0

彼女らが紺之介の後方でやり取りをする中、源氏は腰の児子炉に手をかけてほくそ笑む。

源氏「じゃ、始めるか」

以下略 AAS



521:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:48:49.97 ID:7Hi8D/RJ0
紺之介「そんなことが可能なのか?」

予想外の展開に息を飲む一行。
誰も彼もが疑心渦巻くその中で愛栗子は己の考察を述べた。

以下略 AAS



522:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:51:06.22 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「ハッ、やっぱ最後の最後まで後ろのは飾りか? まァいい。俺もコイツの仕事を引き受けた身だ。意地でもそいつらごとぶった斬らせてもらうぜ」

愛栗子「案ずるな荒くれの。紺の命がいよいよとなれば嫌でもわらわが相手をしてやろう。泣きわめいてもしらぬがの」

源氏「ハハッ、そいつぁ楽しみだ」
以下略 AAS



523:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:52:13.33 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「葉助流武飛威剣術免許皆伝! 光源氏ィ゛!」

紺之介「都流護衛剣術当主。 剣豪、梅雨離紺之介」

乱怒攻流「相変わらず剣豪ってよく分かんないけどやっちゃえこんのすけぇぇ!!!!」
以下略 AAS



524:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:53:00.75 ID:7Hi8D/RJ0

石床を駆り風を切り砂利を蹴り彼らは衝突す。
ぶつかり合う鋼、間には魂と魂の火花が散る。初撃から激戦であったが先に押し勝ったのはやはり源氏。鬼神のごとき重撃は児子炉の怨恨を乗せてか更にその威力を増している。

紺之介「くっ……」
以下略 AAS



525:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:54:05.07 ID:7Hi8D/RJ0
乱怒攻流「ちょっ、もう押されてるじゃないあいつ」

口元に縦笛をあてがう乱怒攻流を愛栗子が止めた。

愛栗子「まあそう焦るでない。勝負はこれからじゃ」
以下略 AAS



526:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:54:43.95 ID:7Hi8D/RJ0
だが客観的にして彼らの優劣ははっきりとしたものであった。

源氏は戦いを愉しむ反面でもうはや決着は近しかと憂う。
その感情が虚無的笑みとして彼の表情にあらわれかけたときだった。

以下略 AAS



527:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:55:50.68 ID:7Hi8D/RJ0
瞬間突如として紺之介が素早く刀身をずらして源氏の右側へと回り込んだ。

源氏「お」

寸手まで力んでいた腕からとは考え難い流れるような動き。
以下略 AAS



528:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:56:31.98 ID:7Hi8D/RJ0
源氏の左腕に渾身の一撃が刻まれる……そして決着。

誰もが、斬られる間際源氏すらその結末を幻視した時だった。

紺之介「何ッ!?」
以下略 AAS



529:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:57:25.87 ID:7Hi8D/RJ0
不自然な動きの反動でよろけた源氏は一先ず紺之介と距離をとりまた彼と向き合って両手で柄を握り直す。
そうして体勢を立て直すといつものようにほくそ笑んだ。

源氏「はッ……! 今のは危なかったぜ。ひりつかせてくれるじゃねェか……だがすまねぇな。どうやら邪魔が入っちまったみてぇだ」

以下略 AAS



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