男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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469:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:21:05.10 ID:CaLDwjtG0
湯と共に和らいだ空気が一転。
湯気をも凍てつく静けさが彼女らを覆った。

透水「へ……ぁ、ごめんね! 私つい……」

以下略 AAS



470:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:22:56.43 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流「ええ恨むわよ。透水もあの子たちもお人好しだから、その分まであたしがあんたを恨んであげる」

透水「ふぇぇ……」

彼女の横で何か言いたげな透水だったがそこを割り込ませまいという気迫で乱怒攻流は口を動かし続ける。
以下略 AAS



471:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:23:47.28 ID:CaLDwjtG0
透水「た、たしかに。将軍さまも生きててくださったならこんなことには」

愛栗子「それはもはや誰にもわからぬ。理解しえぬことじゃ……しかしあの方は当時露離の世の頂に立つ者だったのじゃ」


以下略 AAS



472:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:24:47.28 ID:CaLDwjtG0
紺之介「ふンッ! ふンッ!」

足を休めたのもつかの間、紺之介は一人外へと繰り出し素振りを重ねていた。
二度もいなされたのだ。彼にくつろぐ時間など皆無だった。

以下略 AAS



473:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:25:43.41 ID:CaLDwjtG0
紺之介(九十九……百……!)

『百』と心中数えた紺之介であったが実際の数はもはやそれより倍かそれ以上であった。それだけの五里霧中無我夢中に長旅の身体がおとなしくついていけるはずもなく、崩れるようにして力なく真剣を土に立てる。

紺之介「はっ……はっ……」
以下略 AAS



474:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:26:57.22 ID:CaLDwjtG0
紺之介「……そうか」

かかる声を気にも止めずにもう一度刀を上げた紺之介に背後から影が忍び寄る。
彼がやっと近づいてくる影に目を向けたとき、それは白刃を持って紺之介を切り裂かん勢いで迫ってきた。

以下略 AAS



475:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:28:26.66 ID:CaLDwjtG0
背後の刀は寸手で契約の壁に阻まれる。
それでも白刃は彼の腹上、紺之介はそれが己に腹部に到達しないことを知っていたが一先ず身を引いてその刀の持ち主から距離をとった。

乱怒攻流「今死んでたわよ。あんた」

以下略 AAS



476:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:29:49.63 ID:CaLDwjtG0
紺之介「そこまで自己評価の低いやつだったか?」

彼の目には目新しく大人びた冷静さを保つ乱怒攻流の姿がそこにあったが、揚げ足をとるような返答に彼女はついに頬を膨らませて大声を上げた。

乱怒攻流「なによっ! せっかく人が心配してあげてるのに! 偶には休まないと本末転倒だって言ってあげてるのが分かんないの!? というかあんた毎日そんなになるまで素振りして汗臭いったらありゃしないのよ! さっさとその汗流してきなさい!」
以下略 AAS



477:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:30:47.51 ID:CaLDwjtG0
……………


紺之介「まだいたのか」

以下略 AAS



478:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:31:48.58 ID:CaLDwjtG0
紺之介「風呂好きだとは知っていたがまさかここまで長風呂とはな。のぼせないのか?」

透水「これくらいでは全然……それに久しぶりのお風呂でしたし」

紺之介「そうか」
以下略 AAS



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