470:名無しNIPPER[saga]
2020/02/10(月) 18:22:56.43 ID:CaLDwjtG0
乱怒攻流「ええ恨むわよ。透水もあの子たちもお人好しだから、その分まであたしがあんたを恨んであげる」
透水「ふぇぇ……」
彼女の横で何か言いたげな透水だったがそこを割り込ませまいという気迫で乱怒攻流は口を動かし続ける。
乱怒攻流「でももう悔やんだって壊された二人が戻ってくるわけじゃないしあたしはあたしであいつらに壊されないようにするだけ。紺之介に何を言われようがね」
殆ど一息で通した乱怒攻流であったがそこまで言い切ると一息二息置いて声量を下げ、あとはわずかに残った口内の残響をゆっくりとはきだし始めた。
乱怒攻流「ただ……そうね、まだ少し気がかりなことがあるとすれば、何であたしたちの魂を刀にとどめることのできた将軍さまが、自分の魂を残そうとはしなかったのかしら」
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