80:名無しNIPPER[saga]
2019/03/15(金) 12:36:53.73 ID:6lotMned0
他ならぬ、彼女の思い人からの言葉である。
人前では滅多に口にはしてくれない、希少な褒め言葉でもあった。
81:名無しNIPPER[saga]
2019/03/15(金) 12:37:34.49 ID:6lotMned0
「……けど、許せないなぁ」
しかし、その笑みは跡形も無く、一瞬にして消え去った。
82:名無しNIPPER[saga]
2019/03/15(金) 12:38:44.59 ID:6lotMned0
「―――さんも、私を裏切るんだ……」
彼女を信じて託したのにも係わらず、裏切られたという悲しみ。
83:名無しNIPPER[saga]
2019/03/15(金) 12:40:16.81 ID:6lotMned0
とりあえず、今日はここまで
また書き溜めたら投下していきます
84:名無しNIPPER[saga]
2019/03/19(火) 14:28:51.35 ID:Z/Gablsp0
その翌日。ちひろは早朝の誰もいない事務所で、始業の準備に追われていた。
日々の業務に使うパソコンを立ち上げたり、窓を開けては部屋の換気をしていく。
85:名無しNIPPER[saga]
2019/03/19(火) 14:29:35.60 ID:Z/Gablsp0
「今日から私……どうあの人と接すればいいの」
そう言いつつ、ちひろは頬杖をつきながら隣のPの席を見つめる。
86:名無しNIPPER[saga]
2019/03/19(火) 14:30:02.00 ID:Z/Gablsp0
「智絵里ちゃんとも、顔を会わすのが辛いわ……」
Pと接する以上に憂鬱なのが、智絵里に会う事であった。
87:名無しNIPPER[saga]
2019/03/19(火) 14:30:32.51 ID:Z/Gablsp0
ちひろがその場で冷静にいられれば、直ぐにでもその発想に辿り付けた。
だが、立て続けに起きた予想外の出来事の連続に、脳の処理が追いつかず、そこに辿り着くまでに時間が掛かったのである。
88:名無しNIPPER[saga]
2019/03/19(火) 14:31:16.72 ID:Z/Gablsp0
気配を消していたせいか、ちひろは誰かが入ってきた事に気付きはしなかった。
彼女は今も、自分が助かる算段をぶつくさと考えつつ、始業の準備を進めている。
89:名無しNIPPER[saga]
2019/03/19(火) 14:32:43.43 ID:Z/Gablsp0
とりあえずここまで
仕事が忙しすぎて、先週の内に終わらなかった……(泣)
今週中には何とか、頑張ろう
90:名無しNIPPER[saga]
2019/03/20(水) 09:00:46.62 ID:ACwa9jOx0
「ち、智絵里ちゃん……?」
「おはようございます、ちひろさん」
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