緒方智絵里「私だけの、幸せのカタチ」
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80:名無しNIPPER[saga]
2019/03/15(金) 12:36:53.73 ID:6lotMned0
他ならぬ、彼女の思い人からの言葉である。


人前では滅多に口にはしてくれない、希少な褒め言葉でもあった。


これには少女も、喜ばずにはいられなかった。


「あははっ。今度はもっと……もっと凄いものを、贈ろうかな」


だからこそ、少女の感情は昂り、次なる計画を練り出す。


これで終わりにするのではなく、次も、その次も、またその次、未来永劫と関係を続けていく為にも。


「そうすれば、今日よりもきっと、喜んでくれるはずだから」


全ては、相手に喜んで貰いたい。相手に自分を褒めて欲しい。


そんな一心で、少女は動くのである。それが、彼女の喜びでも幸せでもあった。


相手の事を想うだけでも、少女の表情には満面の笑みが浮かび上がるのだった。





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