29: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:14:38.85 ID:TX6juVmuo
診察室
30: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:18:28.56 ID:TX6juVmuo
第二章 衆賢茅茹のアムネジア
未来ガジェット研究所
31: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:20:20.69 ID:TX6juVmuo
まゆり「……やっぱり、眠るの、怖いよ」ギュッ
紅莉栖「でも、寝ないと本当に死んじゃうわ」
32: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:21:02.73 ID:TX6juVmuo
まゆり「スゥ……スゥ……」
紅莉栖「よく眠ってる。可愛らしい寝顔ね」
33: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:22:09.03 ID:TX6juVmuo
紅莉栖「一応、極端な方法だけど、まゆりの悪夢をなくす方法は思い付いた」
岡部「なに? それはなんだ?」
34: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:22:49.97 ID:TX6juVmuo
岡部「続けてくれ」
紅莉栖「他の環境要因としては、別の世界線の記憶と類似した体験を実世界線でしてしまった時にリーディングシュタイナーは発動しやすい、というのがあると思うけれど、まゆりの場合はあまりそれに当てはまっていない」
35: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:25:08.96 ID:TX6juVmuo
紅莉栖「つまり、"まゆり"としての個体の脳の活動を擬似的に停止させる。そうすれば、可能性世界線で"まゆり"とされている個体の脳に蓄積された記憶を受信しない」
岡部「ちょ、ちょ、ちょっと待て! お前は一体なにを言っているんだ!?」
36: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:26:24.29 ID:TX6juVmuo
岡部「先ほど、可能性世界線には手が出せないと言ったな」
紅莉栖「ええ。もちろん、タイムマシンは使わない、という前提での話よ」
37: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:27:14.13 ID:TX6juVmuo
岡部「……どこから聴いていた」
責めているつもりは微塵もないが、あまり聞かれて気持ちのいい話でも無かったので確認した。
38: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:37:45.49 ID:TX6juVmuo
岡部「そ、そんなことはない! 俺は、お前は、俺の人質なのだからな!」
まゆり「……えっへへー。だからね? ホントは、ワガママなんて言うべきじゃないのは、わかってるんだけどね……」
39: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:39:15.65 ID:TX6juVmuo
岡部「……お前の記憶を、今までお前が生きてきた証である大切な想い出たちを、なかったことにしても、か?」
まゆり「えっ……?」
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