まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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36: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:26:24.29 ID:TX6juVmuo

岡部「先ほど、可能性世界線には手が出せないと言ったな」

紅莉栖「ええ。もちろん、タイムマシンは使わない、という前提での話よ」

岡部「……タイムリープによる過去改変は」


 現在我がラボにはタイムリープマシンは存在していない。だが、こいつはどうも一度組み立てて使ったらしい。紅莉栖に実践的な知識があるならば、ダルを呼びつけ半日もあれば完成にこぎつけられるだろう。


紅莉栖「また造り直せば技術的には可能でしょうけど、過去のまゆりを操作したところでリーディングシュタイナーを抑えることはできない」

紅莉栖「もちろん、まゆり自身が過去へタイムリープするにしても、余計に悪夢を見続けるだけになる」

岡部「ならば未来だ! 未来の鈴羽に解を持ってきてもらうというのは!?」

紅莉栖「それ、一度まゆりを見捨てることが前提条件になるけど?」

岡部「うぐっ!?」

紅莉栖「まぁでも、未来の人類の研究の進歩に丸投げするってのも、悪手とは言い切れない。注射一本でリーディングシュタイナーを消滅させる技術が確立しているかもしれないしね」

まゆり「まゆしぃ、注射はいやだなぁ……」

紅莉栖「そうよね……って、ふぇっ!?」

岡部「まゆり!?」


 起きてたのか!? というか、聴いていたのか!?



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