まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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35: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:25:08.96 ID:TX6juVmuo

紅莉栖「つまり、"まゆり"としての個体の脳の活動を擬似的に停止させる。そうすれば、可能性世界線で"まゆり"とされている個体の脳に蓄積された記憶を受信しない」

岡部「ちょ、ちょ、ちょっと待て! お前は一体なにを言っているんだ!?」

紅莉栖「最後まで聞け。"擬似的に"と言っとろーが」

紅莉栖「つまりね、ヴィクコンの技術でまゆりを記憶喪失にする。これが解法よ」

岡部「記憶……喪失、だと……」


 またとんでもないことを考え付いたものだな……。


紅莉栖「そうすると、この世界線における"まゆり"としての記憶は消滅、それにチャネリングされた意識も活動を停止させる」

岡部「意識も、だと?」

紅莉栖「あんたのタイムリープによる大量のサンプルデータによると、私の技術で記憶を操作した時、記憶に意識も付随するみたいだから、それは確約されている」

紅莉栖「実際それは、この身でも確認した」トスッ


 紅莉栖は自分の胸にぺたんと手を乗せた。


紅莉栖「あと、停止って言っても、もちろん生命活動を維持したままだからね。だから"擬似的に"」

岡部「……それでは、たとえヒトとして生きていたとしても、なんにもならんではないか」

紅莉栖「わかってる。私は最初に、極端な話だけど解ならある、と言った」

岡部「ダメだ! それでは、まゆりがこの世界線から消えてしまうのと同義だ!」

紅莉栖「わかってる! だから、私だって推奨はしない」



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