まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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31: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 22:20:20.69 ID:TX6juVmuo

まゆり「……やっぱり、眠るの、怖いよ」ギュッ

紅莉栖「でも、寝ないと本当に死んじゃうわ」

岡部「たしか、不眠のギネス記録は11日間ほどだったか」

紅莉栖「それと比べたら多少は寝てるとはいえ、並みの人間なら心身の不調を訴えて然るべき状態よ。病院はどうだったの?」

まゆり「えっとね……恥ずかしながら、まゆしぃ、また夢を見ちゃって、泣いちゃったのです」

紅莉栖「それは全然恥ずかしいことじゃないわ。まゆりがつらいのは、みんなわかってる」

岡部「クリスティーナの予想した通り、ドクターも手をこまねいているような印象だった」

紅莉栖「ティーナは余計。根本的な治療となると、やっぱりリーディングシュタイナーそのものをどうにかしないといけないわよね」

岡部「何か方法はあるのか?」

紅莉栖「あるわけないでしょ」

岡部「むぅ……時間がない、か……」

まゆり「スゥ……スゥ……」

紅莉栖「まゆり? 立ったまま寝てる……」

岡部「夢を見てしまうたびに体力をかなり消耗しているようだ。助手、ソファーに寝かせてやれ」

紅莉栖「助手ってゆーな。にしても、軽くなっちゃったわね、まゆり」ヨイショ


 まゆりがソファーで横になったのを確認すると、俺は白衣のポケットからケータイを取り出した。


岡部「……俺だ。あぁ、恐怖におびえた顔で眠るなど、まゆりにはあってはならないこと。わかっている。俺を誰だと思っている? 人質のことは全て俺に任せろ。エル・プサイ・コングルゥ」



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