丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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67: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:15:41.32 ID:YDitP8hM0
ショッピングモール ベンチ

丹生谷「疲れた〜」ペットボトルごくごくごく
勇太「俺も。でも楽しかったよな」
丹生谷「そうね」
以下略 AAS



68: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:17:30.25 ID:YDitP8hM0
勇太「俺が取ってくるから、待ってて。あのパラソルベンチに」
丹生谷「分かったわ。サンキュー」

勇太「たこ焼き持ってきたぞ〜!値段高いけど12個セットだった」
丹生谷「おいしそう〜!すごく良い匂いじゃない!」
以下略 AAS



69: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:19:42.29 ID:YDitP8hM0
あ〜ん。
口の中でたこ焼きが割れ、弾ける。
するとただでさえ耐えきれない熱いたこ焼きの殻の中から猛烈に熱いたこ焼きが噴出した。
そのたこさんと殻は俺の口内の各地を転々と踊り、
溶接に溶けた鉄のようにじりじりと、俺の歯と皮膚を溶かしていく。
以下略 AAS



70: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:20:56.17 ID:YDitP8hM0
勇太「喉乾いた。買ってくるな」
丹生谷「待って。私の。飲みかけだけどもう飲まないし」ペットボトル
勇太「くれるの!?」
丹生谷「はい」
勇太「ありがとう/// さすがクラス委員長。何でも分かる///」
以下略 AAS



71: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:22:16.60 ID:YDitP8hM0
勇太「丹生谷」
丹生谷「なーに///」
勇太「言いにくいんだけど」
丹生谷「なによ/// 楽しいこと?///」
勇太「いや」
以下略 AAS



72: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:24:25.47 ID:YDitP8hM0
第5話「ガラスの靴」

4時50分。太陽は西日をつくる。
永遠に感じるかのような光を灯す太陽も、天国間近の晴天だった青空を今、
オレンジ色とは程遠い真っ白に染めている。
以下略 AAS



73: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:27:17.94 ID:YDitP8hM0
丹生谷「迷惑......///」
勇太「違います///」
丹生谷「......///」
勇太「あの!」
丹生谷「......」
以下略 AAS



74: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:29:15.69 ID:YDitP8hM0
丹生谷「ベンチに座ろう?」
勇太「そうだな......あ。」パンパン
丹生谷「......」
勇太「丹生谷、ベンチに砂があったから」パンパン
丹生谷「......///」
以下略 AAS



75: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:30:43.88 ID:YDitP8hM0
勇太「今日いっぱいあったよな。告白だろ。イタリアンだろ。鍵だろ。ファッション」
丹生谷「全部!全部!楽しかった!」
勇太「友達とよく行ってるのか?」
丹生谷「そりゃ、誰かさんと違って行ってるわよ」
勇太「一言多い!」パシッ
以下略 AAS



76: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:32:40.38 ID:YDitP8hM0
丹生谷「私ね。あ、変な話していい?」
勇太「うん。誰にも言わない」
丹生谷「あのね、普通の恋愛って何なんでしょうね?
TVやドラマ、街中のカップルでよく見る典型例に憧れてた。
手を繋ぐこともキスもその......エッチも、結婚も子供も、知り合う男女はいずれ通る道。
以下略 AAS



77: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:37:03.17 ID:YDitP8hM0
本当に俺も分からない。思考を停止し近くの太陽を見る。
俺は丹生谷と言って、強く手を握った。
俺はなぜ強く握るのか。なぜ胸がドキドキ痛むのか。
懐かしいのに、全然分からない。
あの夕日、そろそろ落ちるころだろうか。
以下略 AAS



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