69: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 21:19:42.29 ID:YDitP8hM0
あ〜ん。
口の中でたこ焼きが割れ、弾ける。
するとただでさえ耐えきれない熱いたこ焼きの殻の中から猛烈に熱いたこ焼きが噴出した。
そのたこさんと殻は俺の口内の各地を転々と踊り、
溶接に溶けた鉄のようにじりじりと、俺の歯と皮膚を溶かしていく。
んんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!
あついよー!あついよー!口を抑え猛烈な熱さを冷やしたいのか無駄に涙が溜まっていく。
歯でプレスしてしまえば圧倒的に細々と砕かれるのは知っているがそんな余裕はなく、
あまりの熱さに口がふさがらなくなった。少し砕かれたたこ焼きの熱さを外の空気を吸うことで癒していく。
すると丹生谷の「とがしくん、お口、きもちわるいよ〜」と、
わざわざ俺の口によじり見て、抱きつきたくなるような泣きそうでくりっと潤った瞳で必死に訴える。
大丈夫だぜ、丹生谷!!と、俺は腕にこぶをつくりガッツポーズをするが、
再び口に熱が高まって思わず口を押え、そして涙が流れた。
それを見た丹生谷は「あはははははははは!!!!バカじゃないの!ダッサ!!!」と、
俺の今までのイケメン像をことごとくぶっ壊し、俺の感謝とプライドを完全にへし折った。
そして、その熱もとうとう冷めてきたので早めに飲み込んだ。
勇太「ごくっ。はぁ......。はぁ......。はぁ......。」
丹生谷「はい。あ〜ん♡」
勇太「んんーーーーーー!!!!!んんんーーーーーーーーー!!!!!」
丹生谷「はははは!!!!!!」
丹生谷―!俺らしさを返せ!
またおもちゃにされてしまった。
まぁ。俺って、丹生谷にされて嬉しかったのかな。
丹生谷、喜んでるし。それもいいかもしれない。
俺って、ドM!?ドMなのか!?
勇太「んんんーーーーー!!!」
丹生谷「そんなに熱いの? パクッ んーーーー!!!あっつ!」
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