三船美優「天道虫 is ……」
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21:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:35:23.27 ID:A6rjc17z0
「あっ……あ、ありがとうございます、すみません、三船さん」
 彼女は、驚いた様子で私の顔を見て、ペコペコと頭を下げます。

 私も手を振り、彼女の隣に腰掛けてみました。

以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:37:51.29 ID:A6rjc17z0
 二人でほとんど同時に声を上げ、顔を向けると、事務員さんが手際よくお盆にお菓子を乗せていました。

「キミは私達の仲間であり、運命共同体だ。仲間のお菓子くらい満足に食べられないでどうする」
「ネーサン、俺にも一個ちょうだい」

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:40:19.73 ID:A6rjc17z0
「……すごく、しっかりした事務員さんなんですね。プロデューサーみたい」

「私も最初、そう思いました」

 そう言って、二人で忍ぶように笑い合います。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:45:56.07 ID:A6rjc17z0
「えっ? え、えぇ……まずは、レッスンかなぁと…」
 どう返答して良いか分からず、私はプロデューサーさんの方に目をやります。

「こんにちはー、ヤクルトでーす」

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:49:28.65 ID:A6rjc17z0
「あの……トレーナーさんにも、ご了解をいただいていますので、心配はいりませんよ」
「そ、そうですか……?」

 むしろ、「白菊さんはすっごく育て甲斐がありますっ!」と、トレーナーさんは鼻息を荒くしていました。

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:52:18.27 ID:A6rjc17z0
 ここ最近は、外にご出張されてばかり――プロデューサーさん、本当に忙しそう。



「……あら」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:55:39.28 ID:A6rjc17z0
「お待ちしてましたよ! お疲れ様ですっ!」
「お、お疲れ様です……?」


 次の日、レッスンスタジオに着くと、トレーナーさんが臨戦態勢と言った様子で、私と白菊さんを迎えました。
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:56:55.47 ID:A6rjc17z0
 ほ、本当に――?

 やがて、レッスンが始まると、それは襲ってきました。

 トレーナーさんに――。
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:59:29.61 ID:A6rjc17z0
「…………」


 帰り道、やはり白菊さんは、自責の念に囚われてしまっているようでした。

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:04:10.18 ID:A6rjc17z0
 事務所に戻ると、事務員さん一人だけでした。

 彼女が受話器を置いた所で、ちょうど私と目が合ったので、クールな笑みを返してくれます。

「どうだった?」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:08:26.70 ID:A6rjc17z0
「そうだね」
 事務員さんは、淡泊に答えます。


「……そうですか」
以下略 AAS



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