27:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 15:55:39.28 ID:A6rjc17z0
「お待ちしてましたよ! お疲れ様ですっ!」
「お、お疲れ様です……?」
次の日、レッスンスタジオに着くと、トレーナーさんが臨戦態勢と言った様子で、私と白菊さんを迎えました。
「白菊さんの経歴は、確認させていただきました。
なるほど、見学しに行ったスタジオの大鏡が突然割れたり、床が抜けたりしたそうですね。が!」
無闇に仰々しい救急箱を部屋の隅にドスンッ、と置いて、トレーナーさんは腕をまくってみせます。
「どんと来いです! さぁ、始めましょう!」
私は、目をパチクリとさせるしかありません。
そんな、まさか――。
「……よく、ご存じなんですね」
白菊さんは、ポツリと呟き、やはり恐縮そうに頭を下げました。
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