30:名無しNIPPER[saga]
2018/04/29(日) 16:04:10.18 ID:A6rjc17z0
事務所に戻ると、事務員さん一人だけでした。
彼女が受話器を置いた所で、ちょうど私と目が合ったので、クールな笑みを返してくれます。
「どうだった?」
「あ、いえ……」
色々あって、スタジオが使えなくなってしまったので、代わりのスタジオを探さなくてはなりません。
皆まで言わずとも、その事だけを伝えると、事務員さんは察してくださったようです。
「あの……プロデューサーさんは?」
「今日は外回りから帰ってこないよ」
やはり――お忙しいのですね。
「あの……ひょっとして、346プロへ?」
おそるおそる、私は聞いてみました。
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