1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:07:54.13 ID:NDASyQPp0
静まり返ったレッスンスタジオの廊下に、ぺたぺたという音が響いている。
同じアイドルの子や警備員の人たちは靴だから、来館者用のスリッパの音だとわかった。
そして、利用時間を過ぎたレッスンスタジオ、それも私のルームにやって来るのなんて、たぶん一人だけ。
私のプロデューサーだ。
ぺたぺたはだんだん大きくなり、やがてルームの前で止まる。
間もなく扉が勢いよく開け放たれ、予想どおりプロデューサーが入ってきた。
「お疲れー」
平常運転の意味なく楽し気な声色と表情だ。
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2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:08:21.37 ID:NDASyQPp0
○
「ちょっと早かったか」
3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:09:12.64 ID:NDASyQPp0
○
少しして、プロデューサーがアイシング用品を持って戻ってきて、わざとらしく私の隣にどさっと座り込む。
4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:09:46.33 ID:NDASyQPp0
○
ひとしきりクールダウンを終えた私は、レッスンルームを後にして、汗を流すべく更衣室に来ていた。
5: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:10:14.78 ID:NDASyQPp0
○
シャワーを浴び終えた私は持ってきていた着替えを身に付け、手早く髪を乾かす。
6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:10:55.05 ID:NDASyQPp0
○
「担当アイドルとのコミュニケーションをちゃんと取ろう、みたいな話は結構言われててさ」
7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:11:30.57 ID:NDASyQPp0
○
プロデューサーの運転する車に揺られ、ファミリーレストランにやってきた。
8: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:12:03.83 ID:NDASyQPp0
○
メニューをぺらぺらとめくり、商品名のすぐ下に記されているカロリーを見ては、頭を悩ませる。
9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:13:05.48 ID:NDASyQPp0
○
しばらくして、二人分の料理が運ばれてきた。
10: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:14:36.14 ID:NDASyQPp0
○
不定期的に会話を交えてはいるものの、それよりも食欲を優先してしまい、気が付けばお皿の上は空になっていた。
11: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:16:07.01 ID:NDASyQPp0
○
ファミレスを出て、再びプロデューサーの車へと乗り込んで家路を辿る。
12: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/04/13(金) 03:16:35.27 ID:NDASyQPp0
○
「りんー」と間延びした調子で私を呼ぶ声と、肩を軽く揺する振動で目を覚ますと、もう家の前に到着していた。
13:名無しNIPPER[sage]
2018/04/13(金) 10:49:20.40 ID:bkR2hju+O
かわいいやつめ
14:名無しNIPPER[sage]
2018/04/13(金) 18:00:28.41 ID:bhL9K419o
かわいいやつめ
正統派な凛もいいなぁ乙
15:名無しNIPPER[sage]
2018/04/14(土) 02:37:19.18 ID:NVrwYurHO
乙
ういのうういのう
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