434:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:33:26.65 ID:90dRlIqZ0
春香の病室に入ると、思わぬ先客がいた。
「あら、千早ちゃん」
435:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:34:55.19 ID:90dRlIqZ0
「春香ちゃんは、私たちのことをよく知っているんでしょう?」
「はい」
436:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:46:44.92 ID:90dRlIqZ0
「なら、今度は私たちがお話を聞いてあげないとね」
「きっと、春香ちゃんも話したいことが沢山あるんじゃないかしら」
437:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:47:16.70 ID:90dRlIqZ0
「入っても大丈夫ですか?」
確認してから恐る恐る入ってきたのは、萩原さんだった。
438:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:47:52.37 ID:90dRlIqZ0
「二人のお邪魔しちゃ悪いよね」
「そんな、気を遣わなくても」
439:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:48:18.69 ID:90dRlIqZ0
「それじゃあ、私たちは行くね」
「千早ちゃん、また事務所でね」
440:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:56:36.64 ID:90dRlIqZ0
あずささん達が開けたのだろうか。
窓から風が吹き込み、私たちの顔を撫でる。
441:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:57:06.51 ID:90dRlIqZ0
「いっぱい、いっぱいあるのに」
湯呑みを持つ手に力が入る。
442:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:57:32.19 ID:90dRlIqZ0
「高校で一人ぼっちになった時」
「夢の中で会った時」
443:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:58:09.77 ID:90dRlIqZ0
「でも、皮肉ね」
「そんなあなたから沢山の言葉をもらったのに」
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