436:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:46:44.92 ID:90dRlIqZ0
「なら、今度は私たちがお話を聞いてあげないとね」
「きっと、春香ちゃんも話したいことが沢山あるんじゃないかしら」
あずささんは春香を見て微笑んだ。
「私たちのことをよく知っていて」
「こんなに辛い中で、私たちと仲良くしたいと思ってくれて」
あずささんが優しく春香の頬を撫でる。
慈しむように、優しく優しく。
春香を見つめるあずささんの目は、僅かに潤んでいた。
「私たちも春香ちゃんと、お友達になりたいの」
「というより、どうしてか他人には思えないのよ」
「ずっとずっと……一緒にいたみたいで」
あずささんがそう呟いた時。
病室の扉を、誰かがノックした。
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