438:名無しNIPPER[saga]
2018/04/17(火) 19:47:52.37 ID:90dRlIqZ0
「二人のお邪魔しちゃ悪いよね」
「そんな、気を遣わなくても」
「いいのよ。私たちも結構ゆっくりしちゃったから」
「このお茶、二人で飲んでね。それと……」
そう言って、萩原さんは鞄から小さな箱を出した。
「貰い物だけど、和三盆。すっごくお茶に合うから」
「ありがとう、萩原さん」
「春香ちゃんって、甘いもの好きかな?」
「好きだと思うわ、お菓子作りが趣味ですし」
「わあ……。だったら今度、和菓子も作ってくれないかな」
あれこれと妄想を膨らませる萩原さん。
ええ、きっと美味しい和菓子を作ってくれるわ。
自分のお菓子を萩原さんに食べてもらいたい、と言っていたから。
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20