10:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:44:30.10 ID:+0zrf0Mn0
「あ……」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:46:19.21 ID:+0zrf0Mn0
マス目に書かれた文字を、震える声で読み上げる。
12:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:47:43.12 ID:+0zrf0Mn0
大切な弟だった。
両親の、そして私の、拠り所だった。
13:名無しNIPPER[sage]
2018/03/28(水) 16:48:20.17 ID:oWcMd5vpO
前に落ちたけど書き終わったのかな?
14:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:49:04.42 ID:+0zrf0Mn0
震える手は、さいころを振ることを止められない。
まるで何者かに操られたかのように。
15:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:50:15.40 ID:+0zrf0Mn0
私は、また一人でスタートに佇む。
暖かだったものが、温度を零下に冷え切らせて形を変え。
16:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:51:07.27 ID:+0zrf0Mn0
さいころを振る。
17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:51:57.72 ID:+0zrf0Mn0
さいころを振る。
18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:52:56.35 ID:+0zrf0Mn0
さいころを振る。
19:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:53:23.43 ID:+0zrf0Mn0
ああ、そうだ。
20:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:53:50.43 ID:+0zrf0Mn0
コンクールの期間が過ぎると、私はまたいつもように戻った。
みんなもまた、腫物を扱う日々。
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