千早「賽は、投げられた」
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17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 16:51:57.72 ID:+0zrf0Mn0


さいころを振る。


『1』


駒を進める。


『歌を歌う』

『1マス進む』


そして、一つだけ、いいところ。

音楽の授業は、今の私にとって、唯一求めるものだった。

あの幸せなひと時を、きっとまた手に入れられる。

“歌”は、私にとって幸せの象徴だった。


歌っている間は、一人で安らぐことができる。

歌っている間は、音符の並びしか頭にない。

他の何も考えなくていい。

ただひたすら、歌うだけでいい。


その間だけは少し、あの頃の心地に浸ることができた。





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