伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 22:53:02.02 ID:JKum/CnfO
「……なかなかやるじゃない、あんた」
「えっ、そうなんですか?」
以下略
AAS
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 22:56:19.94 ID:JKum/CnfO
伊織がやよいのことをパートナーとして認識してからは、それまでとは違い、着実にトップアイドルへの階段を登っていった。
伊織とやよい、正反対の二人のデュオは、小さいながらもいくつもの成功を重ねていく。
以下略
AAS
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 22:58:41.93 ID:JKum/CnfO
伊織は不思議な感覚を覚えていた。
まるでやよいは自分を待っていてくれたような、やよいが隣にいてくれることでようやくアイドルとしての自分が始まったような。
以下略
AAS
24
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:01:16.75 ID:JKum/CnfO
そして時は過ぎ……。
アイドルなら誰もが憧れる伝説の舞台、武道館。
以下略
AAS
25
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:03:27.24 ID:JKum/CnfO
「伊織ぃ……やよいぃ……今日までよぐがんばっだなぁ……!」
「バカ、いい大人が泣いてんじゃないわよっ……!」
以下略
AAS
26
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:05:18.82 ID:JKum/CnfO
山の頂上まで到達すれば、あとは下りるだけだ。
山を下りたら次に登るべき山が待っている。
以下略
AAS
27
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:07:17.89 ID:JKum/CnfO
三人が別れを惜しむ時間は、飛行機搭乗を促すアナウンスの抑揚のない声で終わりを告げる。
数分が数秒に思えるほど時間が短く感じられた。
以下略
AAS
28
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:10:49.00 ID:JKum/CnfO
ふと我にかえると、箸を持ちながら泣いていた。
……箸?
以下略
AAS
29
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:12:28.74 ID:JKum/CnfO
なぜだか今日は一人でいると碌なことがないような気がする。
結局、伊織は予定していた時刻よりも30分早く待ち合わせ場所へ来てしまった。
以下略
AAS
30
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:14:26.51 ID:JKum/CnfO
新堂は伊織が日本を経つ前の時点で既にいい歳だったはずだ。
八年経った今も彼が現役だという事実を考えると、伊織の心はそれだけで感謝と賞賛の想いでいっぱいになる。
以下略
AAS
31
:
名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 23:16:40.93 ID:JKum/CnfO
「それより伊織お嬢様、お屋敷へ帰る前に少し時間はございますかな?」
「時間? あるけど、何かあるの?」
以下略
AAS
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