伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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29:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:12:28.74 ID:JKum/CnfO

なぜだか今日は一人でいると碌なことがないような気がする。

結局、伊織は予定していた時刻よりも30分早く待ち合わせ場所へ来てしまった。

が、当然のように既に迎えは到着していた。


「お帰りなさいませ、伊織お嬢様。貴女が帰るのを心待ちにしておりました」


丁寧にお辞儀をくれたのは、伊織が生まれる前から彼女の家に仕えている老紳士。

彼女が最も信頼している人物の一人だ。

その聞き慣れたしゃがれ声は、八年前と変わらずに伊織を安心させてくれた。

「ただいま、新堂。あんたも健在でなによりだわ」

そう言うと、彼は優しい笑みを返してくれる。




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