伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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30:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 23:14:26.51 ID:JKum/CnfO

新堂は伊織が日本を経つ前の時点で既にいい歳だったはずだ。

八年経った今も彼が現役だという事実を考えると、伊織の心はそれだけで感謝と賞賛の想いでいっぱいになる。

「でも、八年も経てばあんたもいい加減老け……あれ? ねえ新堂、あんた今年でいくつだったかしら?」

「さあ、忘れてしまいましたな。こんな老いぼれよりも伊織お嬢様の成功の方が大切なことですので」

目の錯覚かもしれないけど、目の前で不敵に微笑む執事は八年前と何も変わらないような気がするのだ。

皺の数も、髪の毛も、動きの機敏さも、何もかも。

「ふふふ、何事も鍛錬でどうとでもなるものです」

「あんたね、貴音じゃないんだから……」




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