52:1[saga]
2018/03/18(日) 22:20:06.07 ID:61wO2nel0
41. 数時間後 梓side
「おい律、勝手に入って大丈夫なのか……?」
「怖いなら帰れよ。私はついてこいなんて一言も言ってないぜ」
53:1[saga]
2018/03/18(日) 22:21:12.64 ID:61wO2nel0
42. 梓side
唯の部屋は、外からは分からなかったけど電気がついていた。私は躊躇なくドアを開ける。
「……唯」
54:1[saga]
2018/03/18(日) 22:28:56.69 ID:61wO2nel0
43. 唯side
「っ……!」
人の話し声だ。懐かしい声。虚ろな意識を2つの影に向けた。
55:1[saga]
2018/03/18(日) 22:32:52.23 ID:61wO2nel0
「なんだ?」
「なんでここにいるの? なにしてるの?」
澪ちゃんはちょっと目を丸くして、また画面に目を戻した。
56:1[saga]
2018/03/18(日) 22:34:21.88 ID:61wO2nel0
44. Walpurgisnacht
「唯、しっかり持ったか?」
「うん、大丈夫だよ」
57:1[saga]
2018/03/18(日) 22:36:04.96 ID:61wO2nel0
45. 憂side 演奏中
「キミがいないと何もできないよ」
そうだね。お姉ちゃんはずっと私に頼りきりだったもんね。
58:1[saga]
2018/03/18(日) 22:40:52.46 ID:61wO2nel0
46. 唯side 演奏後
キミの胸に、届いたかな。
憂は泣いていた。多分私もだ。
59:1[saga]
2018/03/18(日) 22:43:43.35 ID:61wO2nel0
47. Wa's Night
絶望の鐘が鳴る。
地球最後の太陽が堕ちる。
60:1[saga]
2018/03/18(日) 22:46:12.15 ID:61wO2nel0
48. 梓side
「梓! しっかりしろ!」
「だ、大丈夫。たいしたことないから」
61:1[saga]
2018/03/18(日) 22:49:43.85 ID:61wO2nel0
49. 唯side
憂に空間転移なんて通用しなくて。私はワルプルギスの夜に翻弄され続け、殺され続けた。
私が死んでいないのは、多分憂だから。私の、またあずにゃんの急所をつけないのは、ワルプルギスの夜の唯一の弱点だった。
62:1[saga]
2018/03/18(日) 22:54:21.44 ID:61wO2nel0
50. 梓side
私は唯をそっと抱き上げた。疲れ切ったような顔で、でも幸せそうな顔をしていた。
冷たい身体に打ち付ける、私の涙は不規則なリズムを刻んだ。
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