33:1[saga]
2018/03/18(日) 20:54:30.98 ID:61wO2nel0
28. 唯side 25.26と同日
「あずにゃん〜〜」
「ちょちょ! 唯! 危ない!」
34:1[saga]
2018/03/18(日) 20:55:44.91 ID:61wO2nel0
「あずにゃん料理上手いんだね〜」
「まあ、私料理のセンスないから、一個一個練習してたんだよ」
「料理にセンスなんてあるの?」
35:1[saga]
2018/03/18(日) 20:56:54.67 ID:61wO2nel0
「でもね、あずにゃん」
あずにゃんは、私に負けるのが悔しいんだ。私みたいに何も考えてないような人に才能だけで負けるのが。自分が上に立っている人に負けるのが。
すっごくいやな言い方をすると、だけれど。
36:1[saga]
2018/03/18(日) 20:57:22.14 ID:61wO2nel0
29. 4日後
ある日、亀裂は突然入った。
『使い魔だね。弱いからって油断しちゃだめだよ』
37:1[saga]
2018/03/18(日) 20:59:34.62 ID:61wO2nel0
30.
「お姉ちゃん!」
憂は私の肩を揺らし、何度も名前を呼びかける。
38:1[saga]
2018/03/18(日) 21:01:10.56 ID:61wO2nel0
31. 次の日
「おーい、ゆーいー」
遠くからりっちゃんの声が聞こえる。机でだらーっとしている昼休み。りっちゃんが私の前の席に座った。
39:1[saga]
2018/03/18(日) 21:02:48.75 ID:61wO2nel0
「力になれるかは……分からないけど。お前が苦しそうにしてる姿は前から何度か見てるんだよ。お前な、自分で思ってるよりも周りに影響を与えてるんだ。お前が苦しそうにしてると、周りのやつまで苦しくなるんだよ」
りっちゃんは私の髪をくちゃくちゃとかき回す。
「お前はみんなに守られてる。みんなお前の笑顔に力づけられてるんだよ。頼むから、抱え込むのはやめてくれ」
40:1[saga]
2018/03/18(日) 21:03:56.41 ID:61wO2nel0
「あのね、私ね……」
辛いんだ。助けてよ。
「……唯?」
41:1[saga]
2018/03/18(日) 21:10:40.03 ID:61wO2nel0
32. 同日放課後
部室には行かなかった。
私はどこに向かっているんだろう。
42:1[saga]
2018/03/18(日) 21:13:36.26 ID:61wO2nel0
33.
なんてことを言っちゃったんだろうと。そんなことを後悔しながらの帰り道。
私は多分、苦しいことへの立ち向かい方を知らない。憂が、和ちゃんが、いつでも助けてくれたから。一人で抱え込む必要がなかったから。
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