唯「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
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33:1[saga]
2018/03/18(日) 20:54:30.98 ID:61wO2nel0
28. 唯side 25.26と同日

「あずにゃん〜〜」

「ちょちょ! 唯! 危ない!」

「あ、えへへ、ごめんよぉ」

あずにゃんはエプロンまで着て夕ご飯を作ってくれている。私はあずにゃんの家にお泊まりに来たのだ。親がいないと聞いて、半ば強引に、だ。

「ほら、ゲームでもして待っててよ」

「は〜い」

しばらくすると美味しそうな料理が食卓に並び、私はまた笑顔になる。

「ほら、食べるよ」

「いただきまーす!」

私は出来立てのハンバーグにかぶりつく。おいしかった。憂とはまた違った味付けだ。

「どう……かな」

「おいしい! すっごくおいしいよ!」

あずにゃんは安心したような表情をして、照れるのも忘れているようだった。



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