41:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:21:26.80 ID:PoruoH2d0
かばんちゃんが向かった先には――暗くてよく見えないけれど――大きな木が一本、真っ直ぐそびえ立っていた。バスからだいぶ離れた位置にあるこの木は、さばんなちほーに生えているものと同じか、あるいはそれ以上の大きさだ。
42:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:22:01.37 ID:PoruoH2d0
「…………」
43:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:22:40.17 ID:PoruoH2d0
「サーバルちゃん」
44:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:23:11.15 ID:PoruoH2d0
「…………」
45:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:24:06.65 ID:PoruoH2d0
夢の中にね、この前かばんちゃんが食べられた、黒くておっきなセルリアンが出てくるの
46:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:24:53.96 ID:PoruoH2d0
もう声も出なくなるくらい叫んで
47:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:25:50.29 ID:PoruoH2d0
(ここからかばんちゃん視点)
「…………」
48:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:26:31.01 ID:PoruoH2d0
「こうすれば伝わるよね? ぼくがちゃんとここにいるってこと」
「うん…………分かるよ…………」
49:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:26:57.81 ID:PoruoH2d0
長い長い時間が過ぎて、ようやくサーバルちゃんはおとなしくなった。
さっきまで大泣きしていたのが嘘のように、今はすうすうと眠っている。
泣き疲れてしまったのだろう。普段めったに泣かないサーバルちゃんが、今日は二回も泣いたのだから。
50:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:28:19.21 ID:PoruoH2d0
「…………ひっ………う……っ!」
「……ん…………?」
51:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/20(火) 01:29:04.33 ID:PoruoH2d0
「…………ぁ……」
「サーバルちゃん! ぼくだよ、分かる?」
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