【ミリマス群像劇】最上静香「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
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◆17z5a1JMEs
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2017/12/24(日) 03:52:11.97 ID:tCiOWLnR0
21 〜クリスマス当日〜
観客のほうに目を遣る。再開を期待して残っている客と、事態を察して早々にこの場を離れる客。あたしは判断に迷っていた。ライブハウスでの一件では、その後のライブの盛り上がりは散々だった。そして今、あたしらにはさらに状況が悪いことに楽器すら失ってしまった。
どうする?続けるか?それとも……
以下略
AAS
98
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◆17z5a1JMEs
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2017/12/24(日) 03:52:38.67 ID:tCiOWLnR0
全てを包み込むような優しい音色がこの空間にいる者の心を揺らす。
ピアノだ。ピアノの音が聞こえる。そしてその奏でるメロディーは確かにGO MY WAY!!のものだった。
まるで奏者の優しい心がそのまま音になっているかのような。そんな旋律があたしたちの心に温かい光を灯す。
こんな演奏ができるのは――
以下略
AAS
99
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:53:15.83 ID:tCiOWLnR0
22 〜クリスマス当日〜
ガラスが割れる音がして、ダンベルとバッグが店内に飛び込んできた。
ピンクのバッグにはGoing My Wayというロゴが書いてある。
以下略
AAS
100
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:53:42.52 ID:tCiOWLnR0
百合子のその言葉にはっとさせられる。
それは父が昔私に言った言葉だったからだ。
私は思わず問いかける。
以下略
AAS
101
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:54:13.65 ID:tCiOWLnR0
奈緒「静香、まずいで!」
奈緒さんが慌てた様子で私に語り出す
以下略
AAS
102
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:54:45.24 ID:tCiOWLnR0
23 〜クリスマス当日〜
『うちのアイドルはそんなことで挫けるほど弱くありませんから』
以下略
AAS
103
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:55:23.57 ID:tCiOWLnR0
24 〜クリスマス当日〜
演奏が終わり、ほっと安息する
観客の盛大な拍手の音が聞こえてくる。それが成功を物語っていた。
以下略
AAS
104
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:55:58.93 ID:tCiOWLnR0
奈緒「ちょっと、お父さん!何言うてはるんです!静香がみんなのためにどんな思いで頑張ったか知ってはるんですか?静香がいたから翼たちも頑張り切ることができたんですよ!静香の演奏を聞いたんですよね?ならそんなこと、わかるはずでしょう!」
この世の理不尽に抗うかのように奈緒さんは私の為に声を上げる
以下略
AAS
105
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:56:26.07 ID:tCiOWLnR0
静香父「そんな時はお父さんが、また静香を輝くステージにあげてやる!だから静香、安心して行って来い!」
顔が熱い。
熱でもあるのかと思い、自分の頬に触れてみる。
以下略
AAS
106
:
◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:57:06.55 ID:tCiOWLnR0
25 〜クリスマス当日〜
アンコールの声がどんどん大きくなってくる。
私が近づいているのか、観客の興奮が大きくなっているのか。いや、その両方だ。
以下略
AAS
107
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◆17z5a1JMEs
[saga]
2017/12/24(日) 03:57:32.38 ID:tCiOWLnR0
ジュリア「あ〜、アンコールに応えて、もう一曲歌うことにした。今日は皆来てくれてありがとうな!」
ジュリアさんの呼びかけに観客が歓声で返答する。
以下略
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