【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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300:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:18:31.34 ID:LVapeV8q0

…………………………

 ――――『大した “優しさ" だな、キュアユニコ』

以下略 AAS



301:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:19:02.99 ID:LVapeV8q0

「……そうね。まずは、ふたりの王女を探し出さないとね」

「案外近くにいたりして。王女様たちも、情熱のプリキュアと愛のプリキュアも」

以下略 AAS



302:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:19:44.64 ID:LVapeV8q0

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 そこは、ロイヤリティでは感じたことのない、異質な地面が広がる土地だった。石張りの床によく似たその地面は、黒々とどこまでも広がっている。ホーピッシュは、異質だ。とても希望の世界とは思えないくらい、無機質だ。緑はあるにはあるが、あまり多いとは言えないし、何よりこの黒々として硬い異質な地面があまりにも広すぎる。この世界は、妖精の姿で歩き回るにはあまりにも厳しい。土とは違い、歩くだけで足が痛いし、お日様の照り返しも強い。体力もどんどん奪われていく気がする。

以下略 AAS



303:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:20:11.60 ID:LVapeV8q0

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 ゴドーは物陰から、倒れる愛の王女と、走り去るふたりの王子と王女の姿を眺めていた。

以下略 AAS



304:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:20:44.92 ID:LVapeV8q0

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 ほんの数日さまよっていただけだというのに、もう何年も当て所のない旅をしていたように思える。

以下略 AAS



305:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:21:13.34 ID:LVapeV8q0

 予想していた通り、人の好い勇気の王子は首を傾げるだけだが、優しさの王女は顔を真っ赤にして憤慨のご様子だ。ラブリは今度こそ起き上がり、ふたりの王族を睥睨した。

「ブレイ、フレン、よく無事でいられたレプ。もうとっくに行き倒れていると思っていたレプ」

以下略 AAS



306:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:21:39.56 ID:LVapeV8q0

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「なんて女ニコ! せっかく助けてあげたのに!」

以下略 AAS



307:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:22:16.59 ID:LVapeV8q0

「それは、段々と直していくしかないグリ。ブレイも、もっと勇敢にならないといけないグリ。フレンも、もっと優しくならないとだめグリ?」

「ニコ……。痛いところをついてくるニコ」

以下略 AAS



308:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:22:48.89 ID:LVapeV8q0

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 一度、“助かった”なんて、思ってしまったからだろう。

以下略 AAS



309:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:23:14.91 ID:LVapeV8q0

 遠く、声が聞こえた気がした。それは、聞こえるはずのない声。ロイヤリティが闇に飲まれ、消滅する直前。ラブリたちが、ホーピッシュヘと旅立つ直前。最後かもしれない、母と父の、己を呼ぶ声。

 両親にさしたる感慨があるわけではない。

以下略 AAS



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