【オリジナル】ファーストプリキュア!【プリキュア】
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301:名無しNIPPER[saga]
2018/02/25(日) 22:19:02.99 ID:LVapeV8q0

「……そうね。まずは、ふたりの王女を探し出さないとね」

「案外近くにいたりして。王女様たちも、情熱のプリキュアと愛のプリキュアも」

「そうだったらいいのだけど」

 ゆうきは希望的観測が過ぎる。そうであればそうに越したことはないが、そうでなければ、どうするか。

 ゆうきが希望を口にするのならば、めぐみはその希望を叶えるための道筋を見据えなければならない。めぐみにはゆうきのように、人の心をほだすような言葉を作り出す能力はない。ならば、めぐみはゆうきに欠けている様々な可能性を模索する能力をフルに発揮しなければならないだろう。

(フレンは、ホーピッシュに降りたってすぐ、愛の王女と別れたと言っていたわね。それに、ロイヤリティから旅立つ直前まで、情熱の王女とも一緒だったと。少なくとも、愛の王女はこの近辺にいると考えて問題はないわね。それに、以前のゴドーの様子から見て、アンリミテッドに捕まったとも考えづらい)

 ゴドーの取り乱し方は尋常ではなかった。あれが演技とは、めぐみには思えない。

(だとすれば、問題は情熱の国の王女。ロイヤリティからこの世界へどのようにしてやってきたのか、詳細が分からない以上なんとも言えないけれど、ひょっとしたら、ほまれ町の外に飛ばされた可能性がある。そうなれば、あの小さいフレンとブレイの仲間を探し出すのは困難すぎるわ。なんとかして探し出す方法を考えないと……)

 うんうんと唸るめぐみ。目の前の脳天気な親友が、ため息をついたことにすら、気づかない。

「はぁ。めぐみは本当に生真面目だなぁ」



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