【モバマス】飛鳥「ボクは、宮本フレデリカだ」
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21: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:09:24.32 ID:TXSil8FD0

……自分で口に出した言葉が信じられなかった。天と地がひっくり返ってしまったような。



以下略 AAS



22: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:10:08.42 ID:TXSil8FD0

1つのカラダに2つの人格が同居するのではなく、じわりじわりと片方の人格が上書きされている。
じゃあ完全にすり替わったらボクの意思はどうなってしまうんだ。

消えて……しまうのか?
以下略 AAS



23: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:11:18.23 ID:TXSil8FD0

迷うな。ボクは他の何者でもない、二宮飛鳥なんだ!
そうだろう、フレデリカ。


以下略 AAS



24: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:13:12.79 ID:TXSil8FD0

部屋の中のレイアウトは一切変わっていなかった。
いつ、元に戻っても問題ないようにしてくれたフレデリカなりの配慮なのかもしれない。


以下略 AAS



25: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:14:35.03 ID:TXSil8FD0


飛鳥(フレデリカ)「……カメレオンってね」

フレデリカ(飛鳥)「え……?」
以下略 AAS



26: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:15:08.63 ID:TXSil8FD0

ボクには目の前の太陽を直視することはできなかった。

近づきすぎるとイカロスの翼のように焦がされてしまいそうで。

以下略 AAS



27: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:16:16.15 ID:TXSil8FD0

行くあてもなく街を歩いてゆく。

いや、詩的な表現はやめにしよう。
ボクは逃げ出したんだ。現実から。
以下略 AAS



28: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:17:39.32 ID:TXSil8FD0

二宮飛鳥の部屋に戻ると、もう中に誰もいなくなっていた。

手遅れだったか?
いや、まだだ、まだフレデリカの部屋の可能性が!
以下略 AAS



29: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:18:36.00 ID:TXSil8FD0

【昼、346プロレッスン場】


フレデリカ(飛鳥)「二宮飛鳥を見ませんでしたか!?」
以下略 AAS



30: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:20:10.22 ID:TXSil8FD0

街を行き、ショッピングモールを走り、カフェも覗き、他の心当たりのある場所全てを探した。
が、フレデリカを見つけ出すことは叶わなかった。

陽は落ち始め、夜が近い。
以下略 AAS



31: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:20:54.08 ID:TXSil8FD0

街頭に明かりが灯り始めた。
気がつくと見憶えのある道に辿り着いていた。どうやら寮の近くまで戻って来てしまったみたいだ。

けど、ボクはまだフレデリカを諦めてはいない。
以下略 AAS



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