29: ◆JDH1DmZBjFQa[saga]
2017/12/15(金) 20:18:36.00 ID:TXSil8FD0
【昼、346プロレッスン場】
フレデリカ(飛鳥)「二宮飛鳥を見ませんでしたか!?」
ベテラントレーナー「それがまだ来ていないんだ。もうレッスン開始の時間は過ぎているのに」
フレデリカ(飛鳥)「そうですか……」
ベテラントレーナー「もう本番が明日に迫っているというのにな……っておい、宮本!」
フレデリカ(飛鳥)「ありがとうございます!」
【昼、346プロ事務所】
フレデリカ(飛鳥)「誰か二宮飛鳥を見なかったか!?」
みりあ「うーん、今日はまだ来てないよ?」
仁奈「フレデリカおねーさん、すげぇ汗だー!」
薫「タオル! タオル貸してあげなきゃ!」
桃華「わたくしのハンカチでよろしければ、どうぞ」
フレデリカ(飛鳥)「……ありがとう」
桃華から借りた薔薇色のハンカチで汗を拭う。
当たり前だけど、この少女たちにもボクはフレデリカとして観測されているんだな。
ありす「……フレデリカさん。なにがあったのか私には分かりませんが、焦りは禁物です。必ずロクでもない結果を招きます」
フレデリカ(飛鳥)「そうだね……アリスちゃんの言う通りだよ」
ありす「それはどうも……あっ、橘ですっ!」
小学生に諭されるくらい今のボクは焦っているように見えたのか。
その通りだろう。けどそんな悠長に構えている暇はないんだ。すまない。
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