ムーディ勝山に受け流されたものたちが暮らしている街
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58:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 21:45:28.15 ID:0EiW2Qh10

 ちびちび酒を楽しんでいると、
 テーブルについた別の集団から声がかかる。

「おいそこのアンちゃん!
以下略 AAS



59:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 22:20:27.26 ID:0EiW2Qh10
 話してみると、いかつい外見の女性も、
 その隣に座っている年配の女性も、
 隣の海パン野郎も、なかなか気さくで話が弾む。

 私は途中で切り出してみる。
以下略 AAS



60:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 22:28:32.89 ID:0EiW2Qh10

 二次会に行こうぜ、といかつい女性が言うので、
 言われるがままに私も彼女についていく。

 「ここだ」と案内された先は、
以下略 AAS



61:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 22:50:54.18 ID:0EiW2Qh10
 ***

 その日私は、劇場を見つける。
 ふらりと入ってみる。
 使われた形跡のないその劇場は、
以下略 AAS



62:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:00:39.81 ID:0EiW2Qh10

 私は中央あたりの席に座って、
 舞台を眺めてみる。
 当然だが、何も始まらない。
 それでも私は、しばしの間、座り続けている。
以下略 AAS



63:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:22:05.30 ID:0EiW2Qh10

 ***

 ここは穏やかな街だ。

以下略 AAS



64:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:32:29.89 ID:0EiW2Qh10
 この街はきっと、記憶の流れが行きついた先にある。

 世間にいる、いわゆる一般人。
 彼らが毎日毎日水みたいに
 吸収しては忘れていく、その記憶の流れの先に、
以下略 AAS



65:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:37:32.48 ID:0EiW2Qh10
 ***

「この街には慣れましたか?」

 喫茶店のマスターの問いかけに対して、
以下略 AAS



66:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:46:25.27 ID:0EiW2Qh10
「今から私のすることは、
 きっとこの街を破壊することに等しいのだと思う。
 許してもらえるとは思わない。
 だが、自分の意思を変えるつもりはない。
 初めから、私はそのつもりでこの街に来たのだから」
以下略 AAS



67:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:52:05.73 ID:0EiW2Qh10

 ***

「さて、村長。
 初日の宿題を果たしにきましたよ」
以下略 AAS



68:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 00:09:24.32 ID:03tJKpl60
 続けて、と村長が言う。

「ムーディ勝山自身が、ムーディ勝山を受け流して、
 この街に送り込んだのだと。
 そのムーディ勝山の抜け殻が私なのだと。
以下略 AAS



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