ムーディ勝山に受け流されたものたちが暮らしている街
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67:名無しNIPPER[saga]
2017/12/11(月) 23:52:05.73 ID:0EiW2Qh10

 ***

「さて、村長。
 初日の宿題を果たしにきましたよ」

 街の中心部にある、小さな公園。
 そこにあるベンチに彼と私は腰掛けている。

「思い出したら名前を教える。
 それがあなたとの約束だった」

「待ちくたびれたよ」と村長が言う。
「周りの登場人物を見てみなよ。
 こんなにヒント旺盛なのにさ」

「そこに少々ひっかかってしまってまして」
 私は照れ隠しに頭を掻く。

「始めは、私自身がムーディ勝山なのだと
 思ったんですよ」



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