神谷奈緒「マーキング」
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22:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 22:56:13.33 ID:OJo9ffcO0
相手の携帯に電話を掛けてみても、電波が悪いのか何故だか繋がらなかった。


連絡を取る事も出来ず、どうする事も出来ず、奈緒の置かれている状況はまさに八方塞がりだった。

以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 22:57:17.60 ID:OJo9ffcO0
「……ん?」


『自分に対して掛けられた声では無いだろう』と、そう思うも奈緒は声のした方にへと顔を向ける。

以下略 AAS



24:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 22:58:01.87 ID:OJo9ffcO0
(もしかして、ナンパか何かか……?)


だからこそ、その答えに辿り着いてしまったのは不思議では無い。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 22:59:12.07 ID:OJo9ffcO0
「あぁ、失礼。私は、こういう者だが……」


男はそう言って銀色の長方形のケースから紙を一枚取り出し、それを奈緒に向けて差し出した。

以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:00:57.93 ID:OJo9ffcO0
「えっと……それが何で、あたしに声を……?」


名刺のおかげで相手がどこに所属していて、どういった人物なのは分かった。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:01:27.91 ID:OJo9ffcO0
「あ、あたしがアイドル……? な、何かの冗談、だよな?」


「いや、冗談では無いが……」

以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:04:41.94 ID:OJo9ffcO0
アイドルという輝かしく、夢に満ち溢れた職業。誰もがなれる訳では無い憧れの地位。


その高みの座に今、自分がスカウトされようとしている。そう思う事は当然だろう。

以下略 AAS



29:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:05:35.11 ID:OJo9ffcO0
「君は先程から自分の事を卑下にしているが、私はそうは思わない。君から魅力を感じたからこそ、私は君に声を掛けたんだ」


「は、はぁっ!?」

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:06:03.82 ID:OJo9ffcO0
最後に『君には期待をしている』と、言った後にTは奈緒の側から離れていった。


遠くに離れていくその背中を、奈緒は呆然としながら見送る。何かを考える余裕は今の彼女には無かった。

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:14:35.00 ID:OJo9ffcO0
とりあえず、今回はここまで

そういえば私がSSを投下し始めてからもう既に1年が経ってました
ここまでで1年なのに、プロットを全消化するにはどれだけ掛かるのだろう

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage]
2017/11/17(金) 00:38:03.25 ID:Qgr5SBf/O
期待


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