神谷奈緒「マーキング」
1- 20
27:名無しNIPPER[saga]
2017/11/16(木) 23:01:27.91 ID:OJo9ffcO0
「あ、あたしがアイドル……? な、何かの冗談、だよな?」


「いや、冗談では無いが……」


信じられずに冗談かと聞いてみるも、違うと直ぐに否定される。


相手の目をジッと見て観察もするが、嘘を言っている気配は微塵として感じられない。


間違いなく、本気で奈緒の事をスカウトしようと思っているのだった。


「い、いや、でも……アイドルって、あれだろ? 可愛い恰好とかして、歌ったり踊ったりとかするんだろ?」


「まぁ、大体はそんな感じだな」


「……じゃあ、無理だって」


「ん?」


「あたしは別に……特に可愛い訳でも無いし、口調もこんなだし女の子らしくも無い。そんなのがアイドルだなんて……無理に決まってるだろ」


ぶっきらぼうにそう言いつつ、奈緒はそっぽを向いた。


だが、『自分にはアイドルは無理』と、口ではそう言ってはいるけれども、本当の所はスカウトされた事を嬉しく思ってはいた。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
63Res/47.03 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice